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自由に羽ばたく翼をもつ。 代表取締役社長 本郷 旬 Hongo Jun 自由に羽ばたく翼をもつ。 代表取締役社長 本郷 旬 Hongo Jun

社員の幸福を実現する

この業界に身を置くエンジニアたちが、それぞれの幸せを実現するためにセリオができること。
それは、好きな翼を選んで自由に羽ばたくためのフィールドを用意することだと考えます。

技術という翼がもたらす未来

遮るもののない雲の上の空へと力強く飛ぶためには、強くしなやかな翼が必要でしょう。
地上を歩く選択肢もある中でその翼を自らで得ることは容易ではないはずですが、それでもエンジニアである以上、技術という翼をもって自らの可能性を広げることが、エンジニアそれぞれの幸せにつながると信じています。
そして雑踏のない自由な空を手にすることができたとき、創造性は一層高まり、お客様の満足を超える価値(Hi-WTP)の創出に飛躍的に近づくのだと確信しています。

そのために必要な選択肢、組織力、フィールドを用意する。
それが、セリオのエンジニアファーストな姿勢です。

多様な翼をもつ集団へ

そんなセリオに集まる翼はカラフルがいい。
同質化した金太郎飴のような組織は、お行儀よく協調性に富み、一体経営には向いているかもしれませんが、多様な個性たちがひとたび集まれば、その集団の翼は必然と大きくカラフルになり、組織としての可能性がぐんと広がります。
そんなエンジニアたちと、未だ叶わぬ世の課題を解決していく、それもワクワクしながら。

きっとマネジメントはたやすくないでしょう。でも、だからオモシロイ。
社員一人ひとりの強みを活かすことが集合体である組織の強さだと信じ、そこから生まれる新しい何かを、オモシロがる会社でありたい。そして、それぞれの色を活かしたまま活躍できる選択肢を用意しておくことができれば、エンジニアの自由とそれぞれの幸せが実現できると私たちは考えています。

代表取締役社長 本郷 旬 代表取締役社長 本郷 旬

クオリティファーストという信念

変わることが求められる現代において、また変化を楽しむセリオにおいても変えない大切なもの、それは「クオリティ」に対する姿勢です。
そしてそれを未来に向けても繋げていくことこそが、揺るぎない私たちの信念です。

多様さが生み出す真の価値追及を

人類の発展に集合知が必要不可欠だったように、多様な知を集合させ活かす集団こそが、現代の複雑な問題を発展的に解決へと導き、本当の意味での「クオリティ」を実現させることができると考えています。

複雑な問題をイノベートするためには、技術、環境、業界を限定してしまうことなく、大胆なあらゆる知を集め、つなぎ、相乗効果で掛け算にする。そんな価値創造ができれば、エンジニアにとってこれほどの幸福はないのかもしれません。

代表取締役社長 代表取締役専務 COO 本郷 旬 代表取締役社長 代表取締役専務 COO 本郷 旬

これからの業界変容と共創

多様な知の掛け算が必要なのは、社内に限ったことではありません。
これまでの「発注者」「受注者」という立場を捨てて、お客様とIT技術の専門家である私たちとが、まさに今、対話をしながら共に新しい価値を生み出していくという、「共創」が必要だと強く感じています。

そこに必要なのは、お客様の課題を解決し、新しい価値を創出するために、「なに」を選択すべきかを共通の支柱として認識すること。「だれ」が言ったことかではなく、同じ目線でどうあるべきかを共に考え抜くパートナーとしての関係構築こそが、既存ビジネスの枠組みや、これまで常識としてきたことが価値を生み出さなくなってきた昨今において、Hi-WTPを実現するために必要で不可欠な選択だと、私たちは考えています。

our philosophyour philosophy経営理念

社員の幸福を実現する

この経営理念は、
いかなる暗黒の闇の中でも、
私たちが進むべき方向を
見失わぬための灯台の光です。

経営理念実現のために
何をすべきか

お客様やお取引先等の幸福ももちろん重要ですが、それは「社員の幸福」が実現されれば、同時に叶うと考えています。
セリオが最も大切にする「人財(社員)」一人ひとりが、WTPの創出に知恵を絞り、その結果、社員や組織そのものがお客様に認められ、社会に必要とされたとき、Going Concern(企業の永続性)が実現します。
これが、社員の幸福を実現する大切な基盤となります。

※WTP(Willingness To Pay)
= お客様が喜んでお金を払いたくなる気持ち

具体的な経営戦略

  1. 経営判断においては、業績優先ではなく、社員の幸福実現を優先する
  2. WTP創造を心掛け、長期的に着実に利益が上がる仕組みを構築することを目指す
  3. 非価格競争領域の業務拡大を目指す
  4. 社員のリストラは行わない
  5. 社員一人ひとりの可能性を信じ、創造性を引き出すことを目指す
MEBOについて

MEBOについて

MEBOとは?
MEBOとは、Management Employee Buy Outの略。
会社の経営上、完全に独立(自立)するため、会社の経営陣と社員が、当社のすべての株式を取得すること。
日本ではまだMEBOを実践する企業は少なく、日本企業では、当社にMEBOをご教示くださった企業に次いで、セリオが2社目となります。

独立に向けての第一歩MBO

2014 年7月、「セリオホールディングス株式会社」と、役員と主要幹部が設立した「セリオ株式会社役員等持株会」により、発行済株式の全て(※)を取得するMBO を実施。
セリオホールディングス株式会社 51%、セリオ株式会社役員等持株会49%の持分としました。
(※自己株式を除きます。)

MEBO実施

2020 年 7 月、新たに「セリオ株式会社従業員持株会」を設立し、セリオ株式会社役員等持株会とあわせて、セリオホールディングス株式会社の所有株式の全てを取得する形で MEBO を実施。
セリオ株式会社役員等持株会 82.5%、セリオ株式会社従業員持株会 17.5% の持分としました。

MEBO実施までのフロー MEBO実施までのフロー
※2020年7月時点の持株比率

MEBOによるCo-owned companyへ

現行の株式会社制度のもとでは、会社の支配者は株主であり、場合によっては経営理念よりも株主の意向を重視する経営を行わねばならないこともありえます。
我が社の「社員の幸福を実現する」という経営理念の実現に向けては、経営上完全に独立することが必要です。そのためにMEBOを実施し、自由に経営できるCo-owned company化を実現しました。
近年、株の相続問題で会社を売り渡したり、廃業せざるを得ない企業が増えていますが、我が社にはそうしたリスクはありません。
これはGoing-Concern上、当社の最大の強みであると考えています。

MEBOの目的とメリット

企業存続のために

「社員の幸福を実現する」という経営理念実現のためには、Going-Concern を目指す必要があります。現行の株式会社制度のもとでは、業績重視のため、場合によっては企業存続のために社員のリストラが実施されます。
MEBO 実施により社員自身が株主になることによって、成果を上げ、業績を上げるという目的が一致するため、企業存続のためのリストラは行いません。
リストラをしないということは、会社運営を社員全員が考え抜き、Going-Concern を目指すということ。
トップダウンだけで意思決定を行わず、社員一人ひとりが考えて行動する「セルフヘルプ型」の組織経営によって、ボトムアップが行われます。ボトムアップが浸透すれば、社員はさらに自主的に行動し、経営に対しても当事者意識、参画意識を持てるようになります。つまりオーナーシップカルチャーの醸成が実現します。

プロフィットシェアの実現

また、MEBOにより社員が経営に参加できるようになることでプロフィットシェアを実現しました。これは企業収益を社員に還元する制度であり、収益の配分も社員決定に委ねられます。
当社では目先の利益ではなく、未来を見据え、新しいことへの挑戦に先行投資しています。

これが当社の信念「クオリティファースト」を高めていくことに繋がります。
この何事にも束縛されない、自由な経営こそが MEBO のメリットなのです。

MEBO実施による
未来のセリオの姿

社員一人ひとりが責任を果たす集団として、
各々が自分の意志で
自分の将来を決めることができる
「選択の自由」を行使し、
「創造の自由」という翼を持って、
セリオのロゴマークに託した想いのように、
より創造的なフィールドへと羽ばたくことができる
企業となっているでしょう。

MEBO